ビッグデータ分析プラットフォーム
InterSystems IRIS® には、強力なビッグデータ分析機能が組み込まれており、アプリケーション内で直接さまざまな分析を実行することができるほか、お気に入りのベストオブブリードの分析ツールを組み込むことも可能です。
企業内でこれまで収集したさまざまなビッグデータを分断なく分析・活用できるプラットフォームの導入で、効率の向上と、より価値の高い仕事への取り組みを強化できます。
機械学習(ML)
InterSystems IntegratedML®は、InterSystems IRISの組み込み機能で、アプリケーション開発者が高度なデータサイエンスのスキルを必要とせずに機械学習モデルを簡単に作成・学習することができるため、まだデータサイエンティストが在籍していない組織でも機械学習モデルの開発・展開が可能になります。 データ整理、特徴量エンジニアリング、モデル構築、チューニングなどの煩雑な作業を自動化することで、熟練したデータサイエンティストのチームを持つ企業の効率を向上させ、データサイエンティストがより生産的になり、より価値の高い仕事に集中できるようなります。
InterSystems IRISとの深い統合により、アプリケーションは、モデルやデータを抽出したり移動したりすることなく、データ上で直接、リアルタイムのイベントやトランザクションに応じてMLモデルを動的に実行することができます。
ビジネス・インテリジェンス(BI)
InterSystems IRISには、ビッグデータの調査やレポート作成のための、強力でインタラクティブなビジネス・インテリジェンス機能が搭載されています。 これらの高性能なダッシュボードは、リアルタイムアプリケーションに組み込むことができ、ユーザーが行動を起こす時点で深い洞察を得ることができます。
Adaptive Analytics
Adaptive Analytics機能が組み込まれているため、ビジネスユーザーは優れた操作性とセルフサービスのアナリティクス機能により、複数のソースからのライブデータを一貫したフォーマットで可視化、分析、照会することができます。 Adaptive Analytics は、データ設計やデータ管理の専門家でなくても、データのソース、フォーマット、速度、年齢に関わらず、ビジネスユーザーがタイムリーで正確なビジネス上の意思決定を行うために必要な情報を得ることを可能にします。
自然言語処理(NLP)
自然言語処理とテキスト検索の機能が組み込まれているので、非構造化データから洞察を得て、それによってアプリケーションを高度にします。 また、NLPは、機械学習モデルの作成や学習に使用できる新しい特徴をテキストから作り出すためにも重要です。 オープンソースで提供されているインターシステムズのテキスト探索技術は、テキストそのものから概念や関係性を発見する「ボトムアップ」のアプローチを採用している点が特徴です。 辞書やオントロジーをあらかじめ定義しておくという、面倒で制限の多いプロセスは必要ありません。
オープンで標準ベースの接続性
InterSystems IRISはオープンプラットフォームなので、データ探索、ビジネスインテリジェンス、NLP、AI、機械学習のために、お気に入りのサードパーティのツールやテクノロジーと連携することができます。 サードパーティの分析ツールをInterSystems IRISアプリケーションに直接組み込むことができるため、付加的なベスト・オブ・ブリード・テクノロジーを自由に選択して、貴重な洞察を得たり、リアルタイムのイベントに対応してインテリジェントなプログラム・アクションを実行することができます。
InterSystems IRISは、以下のような多種多様なサードパーティの分析ツールや分析標準に接続して活用することができます。
Apache Spark
Apache Sparkは、予測分析や機械学習などのデータ処理および分析タスクのための、オープンソースの高性能クラスタコンピューティング・フレームワークです。 InterSystems IRISには、Apache Spark用のコネクタが組み込まれており、Apache Sparkで作業する際に、InterSystems IRIS データプラットフォームのパフォーマンスと水平方向のスケーラビリティを直接活用することができます。
PMML
Predictive Model Markup Language (PMML)は、多くの一般的な機械学習および分析ツールで使用されている、予測モデルを記述するための標準です。 InterSystems IRISは、PMMLモデル定義に基づいて最適化されたネイティブ・コードを自動的に生成し、外部ツールで作成された予測モデルや機械学習モデルをInterSystems IRISデータ・プラットフォーム内で直接実行することで、最高のパフォーマンスを実現します。
UIMA
Unstructured Information Management Architecture (UIMA)は、自然言語処理(NLP)アプリケーションのためのフレームワークです。 InterSystems IRIS のテキスト探索技術は UIMA と互換性があるため、UIMA 互換の NLP ツールをデータ ワークフローの一部として使用することができます。
セルフサービス ビジネス インテリジェンス (BI) ツール
InterSystems IRIS は、ネイティブで組み込まれた BI 機能に加えて、Tableau や Microsoft Power BI などのサードパーティ製セルフサービス BI ツールをサポートしており、お客様は既存の BI ツールを InterSystems IRIS アプリケーションで使用することができます。
オープンアナリティクス・プラットフォームの活用
InterSystems IRISは、様々なサードパーティの分析技術をサポートしており、お客様が選択したツールや技術を継続して使用することができます。