インターシステムズは、第44回 医療情報学連合大会/第25回医療情報学会学術大会にて、以下の通りランチョンセミナーを共催致します。
- 日時:2024年11月22日(金)11:30 ~ 12:30
- 会場:F会場(福岡国際会議場5階/502+503)
- テーマ:医療機器データ活用の課題と展望-先進の取り組みから考察する
- 座長:黒田 知宏 先生(京都大学)
演題1:『1人4役』を解消する医療デバイスモニタリングソリューション
齊藤 健一 先生(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部)
医療機器データの登録には、指示出し・変更~認証~実施~実施登録の大きく分けて4つのプロセスが存在するが、全プロセスが同一の医師により実行される『1人4役』のケースが見られる。これを解消すべく、医療機器データが直接病院情報システムに取り込まれることが望まれるが、医療機器は多種多様化の一途であり、柔軟に対応できる仕組みが必要である。京都大学医学部附属病院集中治療部門では、医療機器⇔システム間でデータハブを活用することにより、現場の医療従事者に掛かるデータ登録時のプロセスを解消できる、業務負荷削減を主目的としたソリューションの導入を計画している。本講演ではその概要について紹介する。
演題2: IRIS for Healthを利用した医療デバイスモニタリングの海外事例と国内での取り組み
演者:Qi Li (InterSystems Corporation)
医療機器のIoT化により利用可能なデータが大幅に増加する一方、そのデータ特性や標準化の遅れから有効な再利用にはまだまだ至っていない。医療データの相互運用性の先進国である米国の事例を通して、医療デバイスモニタリングによるアラート配信やリアルタイム分析、そして診療の意思決定支援や医療機器そのものの性能改善等、幅広い二次活用のケースを紹介する。また、医療データの利活用に豊富な実績を持つIRIS for Healthを使った日本国内での医療デバイスデータの利活用促進に向けた取り組みを紹介する。