皆様は、ハッカソン(Hachathon)に参加したことがありますか。また、開発者の仲間が参加したハッカソンについて話したり、「ハッカソンを特別なものにするのは何だ」と言ったりするのを聞いたことがありますか。10月に行われた TechCrunch Hakathon に参加して、私たちは、開発者や起業家たちが集まり、困難な課題や問題に対する解決策や革新見つけ出すハッカソンの価値について、より深く考えるようになりました。
MIT Hacking Medicine(MIT ハッキングメディスン)のメンバーと一緒に、今年、マサチューセッツ州ケンブリッジで行われたこのイベントに参加し、ハッカソンが、開発者にとってユニークかつ価値ある経験となる動力について、新たな発見がありました。
- コミュニティ― 参加者について非常に印象的だったことは、参加者同士の友情でした。参加者のほとんどは技術者だと思っていましたが、技術者でないビジネスや医療管理、医師、設計に携わる人などが、このイベントに関わっていました。さまざまな会話を聞き、すべての参加者がハッカソンに貢献していることは明らかとなりました。なぜなら皆さんの興味は医療であったからです。ハッカソンはコミュニティ—大きな問題に対する共通した興味と目的をもった個々人のコミュニティです。こうしたコミュニティ内で、異なる考えを取り入れる機会であり、これがハッカソンを特別なものにしていると思います。これは、真に、問題を「村を上げて」解決する環境です。そこには、実行する人、考える人、起業家、コードを書く人などがいます。
- 協力― 共通の興味、研究、目標が、多くのハッカソン参加者を結び付けます。難しい問題の解決を見つけたいという思いが、このオープンな環境と考えの交換を奨励します。参加者は、それぞれの考えを説明し、共有する興味によってチームが形成されます。チームの各メンバーは、一緒に問題解決するために考え、経験、アイデアを出し合います。
- 育成― 私たちが非常によかったと思うもう1つの事は、他のチームメンバーの成長や発達を、プロセスの一部として促進していたことです。このイベントを通して、アイデアが全く潰されたということはありませんでした。対照的に、他のアイデアが出るのを歓迎していました。もちろん、すべてのアイデアは最終的な発表とはなりませんが、この場は、正しく、人とアイデアが、成長、発展し、採用あるいは不採用となることを、奨励する環境です。
- 相互プロセス― ハッカソンは、繰り返しのプロセスで、アイデアが厳しい考えの中で焼き上げられ、質問や技術トライアルが繰り返されて成形され、プレッシャーの下でその考えが残れば、決定されていきます。信じがたい高いレベルでの専門性が全員に提供されるため、参加者は、他では何カ月あるいは何年もかかって得られる価値あるフィードバックを得ることができます。私たちメンターチームは、参加者に、数時間かけてガイダンスや、彼らのアイデアが現実世界のアプリケーションになった場合の意見などを提供しました。参加者は実現するための新たに得た意見に取り組み、彼らが創造したソリューションの検証やさらなる意見を私たちのチームに再度求めたりします。理論を実行するためのこうした密度の濃いトライ&エラーをする事が、このイベントの大きな魅力です。
TechCrunch は、何をもたらすと思いますか。私たちは、彼らが成長し、素晴らしいアイデアと明日のアプリケーションを携えた、開発者や起業家たちの別のコミュニティに出会うことを期待しています。ハッカソンであろうが、戦略的パートナーシップであろうが、アイデアやコンセプトを育てるこうした協力や機会は、重要だと考えます。彼らは、参加者および彼らが挙げたアイデアに、非常に大きな価値を与えます。医療の未来を創造する、あるいは、クライアントやパートナーを通じて他の市場のテクノロジソリューションを構築するにしろ、私たち全ては、正に大切ななにかを作っているのです。
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Jim Schultz(ジム・シュルツ)
インターシステムズ イベント担当プログラムマネージャー。デジタルコミュニケーションツールを使ってイベント参加者との効率的なコミュニケションをとることに従事している。
スタートアップ SaaS 企業、小売、非営利団体などで25年の経験を持ち、ビジネス拡大およびデジタルツールを活用して運用ワークフロー構築を支援。
インターシステムズで運用効率を上げるためにデジタルツールに向かっていない時は、ローカルおよび全国的なミュージシャンを支援してステージ上で走っているか、バイクでオープンロードを走る彼の姿を見かける。