次世代データプラットフォーム「InterSystems IRIS」は、決して立ち止まることはありません。 完全なクラウドファーストのデータプラットフォームであるInterSystems IRISは、アプリケーション開発のための強力なデータプラットフォームで、データとアプリケーションサイロをつなぐ高性能な機械学習対応アプリケーションを簡単に構築できます。
しかし、世界はデータの活用を常に進めています。 企業は、イノベーションと効率化を推進するために、情報からこれまで以上に大きな価値を引き出したいと考えています。 インターシステムズは、これらの要件を理解して、InterSystems IRISが常に時代の最先端を進んでいます。
昨年、InterSystems IRIS は、大規模な投資と2021 年版リリースに伴う強化により、すばらしい製品となっています。 具体的には、分析、クラウド、DevOps、データの相互運用性、スピード、スケール、セキュリティの新機能がぎっしり詰まったものとなりました。
今年の 2022.1 リリースでは、InterSystems IRIS と InterSystems IRIS for Health には、これらの機能が大幅に追加され、InterSystems の両ソリューションで 4 つの主要分野が強化されています。 それはは、プラットフォーム、クラウドと運用、開発環境、分析と人工知能（AI）の進歩を含んでいます。
最近の開発で最もすぐに目を引くのは、InterSystems IRISが、2021年の最後の拡張メンテナンスリリース時のSQLベンチマークに対して2倍の速度になったということです。 インフラと運用のキャパシティを25％削減しながら、これを実現します。 これは、テーブル統計やランタイムパラメータ値の利用が向上したことが一因です。
本番環境向けには、プラットフォームの更新により、新しいオペレーティングシステムやアーキテクチャのサポートが提供されています。 2022.1 では、InterSystems IRIS は Windows 11、Windows Server 2022、AIX 7.3 および Oracle Linux の最新バージョンである 8.3 をサポートしています。
新しいリリースでは、Monterey として知られている MacOS12 もサポートされるようになりま した。 開発環境にとっての大きなニュースは、2022.1がAppleのM1チップセットを新たにサポートし、強力なIntelベースのシステムに対する既存のサポートにこの機能を追加したことです。
これと同時に、システム警告および監視（SAM）の重要な更新があり、スケーラビリティと展開の向上を支援します。
2022.1リリースには、Amazon Web Services（AWS）との連携を容易にするための新しい相互運用性コネクタも含まれています。 新しい S3 アダプタは、Amazon Simple Storage Service のインバウンドおよびアウトバウンドのファイルと、Amazon の監視サービス Cloudwatch、その SNS メッセージング、健康データサービス Healthlake のアウトバウンドアダプタを処理します。
その他の強化機能により、組織は InterSystems Kubernetes Operator (IKO) を使用して、より簡単に Kubernetes で InterSystems IRIS を展開することができるようになりました。 Kubernetesは、コンテナ化されたワークロードとサービスの展開、スケーリング、管理を自動化するオープンソースのオーケストレーションエンジンです。
Pythonで開発者に力を与える
開発者に力を与えることは、インターシステムズにとって中心的なことです。 InterSystems IRISは、選択したプログラミング言語による強力なアプリケーション開発を可能にします。 2021.2リリースでは、開発者は組み込み型（サーバーサイド）Pythonの恩恵を受けることができます。 サーバーサイドのPythonは導入までの時間を短縮し、お客様の価値を高めます。また、開発者の体験をさらに高めるために、2022.1では引き続きPythonのクライアントサイドサポートを提供しています。
InterSystems IRIS に Python を組み込むことで、インターシステムズの顧客は、Python プログラミング言語 を介してプラットフォームで利用できるすべての強力な機能を呼び出すことができ、世界で最も人気のあるプロ グラミング言語、800 万人の開発者と急成長中の Python エコシステムの機能を利用することができるようになります。 開発者は、すでに持っているスキルを使って、ミッションクリティカルなデータや分析に重点を置いたアプリケーションを、これまで以上に迅速かつ容易にプラットフォーム上で構築できるようになりました。
相互運用性・統合機能
2022.1では、開発者体験の向上を継続し、データの相互運用性を高めるために、.NET 5とApache Kafka用のアダプタを通じて、いくつかの重要な追加機能を利用できるようにしました。 .Net 5は、WindowsとLinuxのフレームワークを組み合わせた最高の開発プラットフォームであり、Kafkaは世界で最も人気のあるメッセージブローカーおよびイベントストリーミングプラットフォームです。2021.2 Visual Studio Codeアドインのユーザーからも素晴らしいフィードバックがあり、2022.1でも継続されています。
2021.2 Visual Studio Codeアドインのユーザーからも素晴らしいフィードバックがあり、それは2022.1でも継続されています。 これらにより、アプリ開発者は、サーバーサイドのアプローチと Web アプリケーションのワークフローをサポートすることで、必要なものを簡単に見つけることができ、より速く作業できるようになりました。
InterSystems Reports に関するユーザー数の増加によるフィードバックは、インストールと統合の改善にも反映され、インストールにカスタマイズを包む新しい Java インストーラが採用されています。
Adaptive Analyticsによるスピードの向上とより多くの利益
完全に統合されたアプリケーション開発プラットフォームとしてのアップグレードと改善のリストは、新しい、柔軟で高性能なローダーユーティリティによるスピード、スケール、セキュリティの劇的な改善を含めて、続きます。
新しいリリースでは、ラインオブビジネスチームに高度なデータ洞察を提供する2021.2のAdaptive Analytics機能もアップグレードされています。 InterSystems IRISは、AIや機械学習（ML）などのさまざまな分析ツールを組み込むことで、高性能な分析アプリケーションをより迅速に構築することを可能にします。 お客様は、PowerBI、Tableau、その他のビジネスインテリジェンスツールと共有するデータモデルに対して、インターシステムズのツールを使用して履歴レポートを実装することができるようになりました。
共有、InterSystems IRIS スケールアウトアーキテクチャへの適応は、新しいリリースのもう一つの進歩です。 ダウンタイムなしにクラスタを拡張したい急成長中のお客様を大いに支援します。 オンラインリバランシングにより、クエリーやインジェストを中断することなく、データの再分配を行うことができます。
圧縮によるインフラ料金の削減
多くのお客様のインフラ料金の半分以上をストレージが占めているため、最新リリースではこの大きなコスト源に取り組むことが重要でした。
アクティブでないジャーナルファイルを圧縮し、最大85%の圧縮率を実現することで、大幅なコスト削減を可能にします。 インフラストラクチャーの経済性と、ますます安くなるコンピューティングパワーを考えると、デフォルトですべてのストリームを圧縮することも理にかなっています。 軽い圧縮アルゴリズムを選択することで、このアプローチではオーバーヘッドをわずかに追加するだけです。
多くの機能強化やアップグレードが行われた 2022.1 は、インターシステムズが約束した、開発者を支援し、高度なデータ駆動型世界での競争に必要なあらゆる課題に取り組む企業を支援する、重要なリリースとなります。
