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インターシステムズ、オープンソースのスピードテストをOracle、AWS、SAPのデータベースに拡張

このData Excellence ブログをよく読まれる方は、 昨年夏、当社が、ESG社が検証したインターシステムズ・スピードテスト を紹介したことを覚えていらっしゃると思います。このテストは、データベースがどのくらいの量のデータを取り込み(インジェスト)、同時にクエリを実行できるか、さらにそれがパフォーマンスにどのような影響を与えるかをテストするために設計されたものです。そして、当社の GitHubページをご覧になった多くの方が、ご自身の仕様に合わせてこのキットをテストされています。

当初、データベース・スピードテストでは、 InterSystems IRIS data platformと、さまざまなクラウドベンダーやデータ管理ベンダーの一般的なデータベースを比較しました。今回は、データベースのパフォーマンステストの対象を、SAP HANA、AWS Aurora MySQL、SAP Sybase ASE、AWS RDS SQL Serverから、Amazon Web Services(AWS)上で稼働するPostgreSQL、MariaDB、Oracle Enterpriseにまで拡大したことを発表します。

なぜオープンソースのスピードテストを実行するのか?

スピードテストは、特定の製品に依存しないマルチワークロードのユースケースをシミュレートすることで、企業のニーズに最適なデータベースやデータプラットフォームを決定するための、もう一つのパフォーマンステストツールとして機能します。多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを進め、レガシーテクノロジーの代替を検討している中、この機能は非常に重要です。

データベーススピードテストの性質上、クラウドや自分のマシン上で簡単に実行することができます。また、カスタマイズ可能なオープンソースコードとしてテストを公開しているため、独自のデータやクエリに合わせて拡張することができます。

マイクロサービスのためのプラットフォームとして多くの人に選ばれているオープンソースのスピードテストは、インターシステムズの開発者コミュニティの間でアプリケーションの人気が高まっていることを受けて、Kubernetes上でも実行できるようになりました。これにより、開発者はAWSとAmazon Elastic Kubernetes Service(EKS)を利用できるだけでなく、Kubernetesクラスター上でインターシステムズのIRISがどのように動作するかを確認したり、インターシステムズの Kubernetes Operatorを利用したりすることができます。

InterSystems IRISは競合他社と比べてどうなのか?

スピードテストでは、金融、サプライチェーン、製造業など多くの業界のリアルタイムユースケースの基本要件である、取り込みとクエリの同時実行という具体的なユースケースを検証します。

最新のスピードテストの結果では、AWS MariaDBと比較して、InterSystems IRISはテスト中に620.9%多くのレコードを取り込み、終了時には717.3%速くなっていました。パブリック・クラウド上で稼働するSybase ASEとInterSystems IRISのパフォーマンスを比較すると、InterSystems IRISはテスト中に4862.8%多くのレコードを取り込み、テスト終了時には6733.4%速くなっていました。

インフラのモダナイズを図り、リアルタイム・アプリケーションや準リアルタイム・アプリケーションのデータベース・パフォーマンスを向上させたいと考えている企業にとって、これらの指標は非常に重要です。さらに、SAP Sybase ASE 上で稼働しているプロダクション・アプリケーションをお持ちの企業では、インターシステムズが Transact-SQL をネイティブ・サポートしているため、カスタム・コードを書き換えることなく、これらのアプリケーションをシームレスに移行することができます。

InterSystems IRISを実際に試されたい方は、 GitHubページをご覧ください。

Data Excellenceに関する最新のブログ記事は、こちらから読むことができます。

 
Amir Samary(アミール・サマリー)
20 年以上にわたり、データベース、相互運用性、インターシステムズ社の技術に携わり、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ウルグアイ、米国のさまざまな業界でインターシステムズのテクノロジーを使用してソリューションを構築するパートナー、顧客、開発者のサポートに専念。これにより、技術、文化、インフラストラクチャの異なる現実において、パターンやアーキテクチャを理解し、実験をしてきた。現在、ソリューション・アーキテクチャ担当マネージャとして、インターシステムズのソリューション開発者グループを率いている。コンピュータサイエンスを専攻、数学を副専攻。

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