マサチューセッツ州西部では、住民の健康増進を目的に、医療と福祉組織が集まり、協業して BeHealthy Partnership を作っています。ここでの大きなプログラムの1つに、メディケイドの加入者に焦点を当てたものがあります。
2018年3月に 私たちは、新しいアカウンタブルケア組織に属する MassHealth Medicaid 加入者のファイルを受領しました。と同時に、ニーズの評価データ、ケア管理アクティビティ、診療品質、患者満足度、応対時間に関する報告を求める200ページにわたる契約書、さらに重要なことは、5年に渡る DSRIP(Delivery System Reform Incentive Payment)プログラムに関して健康福祉サービス局への報告を課しています。彼らは、加入者にかかるケアの総合費用を理解し、私たちの取組みが個人の健康増進やコスト削減に繋がるかを見極めることになります。それが証明されれば、私たちは持続可能なビジネスを長く続けられることになります。証明されない場合は、私たちの将来は危険にさらされます。しかし突き詰めれば、私たちはこの努力をしなければなりません。
MassHealth プログラム
MassHealth の DSRIP 記述では、5年間で18億ドルを使い、MassHealth の医療システムを再構築して、より統合され、調整されたケアを支援し、医療提供者に医療の質とコストに対する責任を持たせようとしています。このプログラムでは、17のアカウンタブルケア組織と26のコミュニティパートナーと契約し、プライマリケアと、専門ケア、精神医療、長期のサービスとサポート(LTSS)、そして医療に関連した社会サービスを統合しようとするものです。
BeHealty Partnership は、主要コントラクタである Health New England、マサチューセッツ州西部での最大の医療システムであるBaystate Health、5病院、80の診療所、在宅ケア施設、ホスピスサービスを含みます。Caring Healthは、連邦政府が認定したヘルスセンターパートナーです。LTSS と Behavioral Health ケアマネジメントサービスは、12の個別のコミュニティパートナーによって提供されています。すべての組織は連携してプロセスとデータを共有し、マサチューセッツ州西部の住民に寄与しています。
HealthShareで、コミュニティベースのケア管理が可能に
BeHealthy Partnership の加盟者はそれぞれ、異なる患者管理、電子医療記録を使用しています。コミュニティ規模での同意、ケア管理、データ共有、システム相互運用における課題に、どのように取り組んでいるのでしょう。信頼の高い Pioneer Valley Information Exchange (PVIX)の基盤として、 インターシステムズ技術を使い、SMC Partners からの支援を得て、BeHealty Partners が、運営で協力するためにシェアードサービスを構築しています。
- 認定管理と医療機関の属性
- ケアチームと Community Health ワーカによる各加盟者のケアニーズのスクリーニング、包括的なニーズ評価
- Community Partners への紹介
- ケア計画
- アクティビティとサービスの追跡
- アウトカム管理
- 患者による制御された同意管理
私たちは、異なるシステムから患者データを集約し、医師が使う電子医療記録から2-3クリックで、患者の全貌がわかるようになっています。患者自身は、彼らの医療記録、処方、検査、放射線画像などを、すべて安全な患者ポータルからオンラインで参照することが可能です。安全なテキストメッセージで、患者が医師と繋がることができます。プログラム管理者は、結果と価値を示すために必要なデータを有しています。
患者とその家族を含む真のコミュニティベースの協調したケアは、私たちのビジョンです。私たちは、低コストなよりよいケアとアウトカムの実現を目指しています。
InterSystems RULSE 最新のブログはこちらから。
筆者 ケン・ライリー
Baystate Health、患者および集団健康技術担当ディレクタ、HealthShareプラットフォーム上に構築されたPioneer Valley Information Exchange (PVIX)ディレクタでもある。
ケン・ライリー氏の
LinkedIn はこちら。