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協調したITが協調したケアを実現する

ノートパソコンで共同してデータ解析を行う同僚

私は長年、開発者コミュニティの一員として、データへのアクセスや共有の障壁がいかにイノベーションを阻むかを目の当たりにしてきました。 医療技術分野の新興企業や大手企業と仕事をする中で、データがロックされていることが、質の高い医療を提供するために不可欠なコラボレーションを妨げていることを目の当たりにしました。

私は、Fast Healthcare Interoperability Resources (FHIR®) 標準について学ぶにつれ、これがヘルスケアにおけるイノベーションを前進させる道だと信じるようになりました。インターシステムズのグローバル開発者コミュニティの1万1000人の開発者を含む世界中の開発者が、FHIRを使ってデータ駆動型ヘルスケアソリューションを強化する方法を学び、これまでになくエコシステム関係者のコラボレーションを促進してほしいと思います。

Sage Growth Partners 調査により、ヘルスケア幹部の半数がデータ統合と相互運用性が戦略的データ分析目標の達成に最大の障害になっていると語っています。

データに全面的な信頼を寄せているのは、わずか20%です。 そのうちの約80%のエグゼクティブは、組織全体で質の高いデータを作成し共有することが最優先事項であると回答しています。 世界的に連携した医療が求められているのに、このようなデータの欠落が邪魔をしています。

FHIRの統合は、ゲームチェンジャーとなり得ます。

協調したケアとは、協調したITのこと

医療関係者が集まって情報や知識を交換することが、患者さんの治療成績の向上につながることは間違いないでしょう。 しかし、成功した協調したケアのフードの下を覗くと、何が見えてくるでしょうか。

コラボレーションIT。 つまり、検査結果、患者監視データ、請求情報、電子カルテ(EHR)など、健康情報の相互運用性を実現することです。 医療データはかつてないほど大量かつ広範囲に分散しているため、1つのアプリケーションから複数のシステムのデータにリアルタイムでアクセスすることで、関係者は詳細を把握し、カスタマイズされたケアプランを迅速に構築することが可能になります。

FHIRは医療の相互運用性の未来です

FHIRは、EHRやその他のシステムでホストされている薬剤、医療機器データ、支払者情報など、およそ150のヘルスケア「リソース」を組織が共有する方法を説明する国際的な相互運用性規格です。

昨年より、医療保険制度では、会員がFHIR Release 4 (R4) APIを使用してアプリケーションから自分のヘルスケアデータにアクセスできるようにしなければならなくなりました。 そのため、世界中の開発者がこの規格を活用したFHIRアプリケーション、ツール、テクノロジーを構築し、共同ケアを促進することができ、爆発的なイノベーションが可能になりました。

患者さんにとっても恩恵がありますね。 FHIRベースのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を使ってモバイル機器から健康データを取得し、指一本で個人の健康情報にアクセスすることができるようになったのです。

FHIRの活用によるケアの変革

インターシステムズの開発者対応責任者として、開発者がFHIRを最大限に活用できるような医療IT連携のコアツールを構築していることを誇りに思います。 InterSystems IRIS for Health、InterSystems HealthShare®、および InterSystems IRIS クラウドサービスはすべて、FHIR を活用して相互運用性をサポートしています。

HL7 Da Vinci Projectは、医療 IT 専門家と業界リーダーが HL7 FHIR を活用して、価値ベースのケア協定におけるコミュニティ全体のデータ共有を改善するためのイニシアチブを取ってい ます。 このプロジェクトは、品質向上、保険適用/負担軽減、会員アクセス、プロセス改善、および臨床データ交換において利益を上げることに焦点を当てています。

パイプラインや既に市場に出ているものを見ると、FHIR統合がヘルスケアに変革をもたらすことは明らかです。 医療機関、保険会社、その他の医療関係者が、膨大なヘルスデータを活用して患者の転帰を改善できれば、誰もが利益を得ることができます。

世界最大規模のFHIR専用イベントが開催中です。 6月6日から9日にかけて、500人以上のソートリーダーや世界の開発者コミュニティのメンバーがクリーブランドに集結し、この革新的な技術を活用するための新しい方法を模索します。 会場でお会いできることを楽しみにしています。

インターシステムズとFHIRへの取り組みについては、 、こちらのページをご覧ください。. ここをクリックをクリックすると、DevDaysの詳細が表示されます。

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