インターシステムズは、非常にまれな状況下で、マルチボリュームデータベースでデータベース破損または <DISKHARD> エラーが発生する可能性がある不具合を修正しました。
危険性があるのは、未使用領域削除(Truncate)を行ったマルチボリュームデータベースのみです。
この問題は、以下の製品のリストにあるバージョンに存在します:
- InterSystems IRIS
- InterSystems IRIS for Health
- HealthShare Health Connect
- 同様に上記製品をベースとしたその他のインターシステムズ製品
ただし、HealthShareソリューション製品についてはこの不具合は該当しません。
影響を受けるバージョン:
2024.1, 2024.1.1
2024.2
インターシステムズは、この不具合に関するお客様からの報告を受けていませんが、この問題を回避するために、以下の一時的な緩和策を推奨します:
- マルチボリュームデータベースで未使用領域削除をしない。
- 最後にデータベースをマウントした以降に未使用領域削除をしたシングルボリュームまたはマルチボリュームデータベースに対して、新しいボリュームを作成しない。
自動作成を無効にするには、構成パラメータに以下を設定します(※)。
New Volume Threshold Size = 0
このパラメータを設定しても、新しいボリュームの手動作成を抑制することはできないことに注意してください。
※管理ポータル:[システム管理] > [構成] > [システム構成] > [ローカルデータベース]
データベースの名前
この不具合の修正は DP-433375 の修正で解決します。
この修正は、将来のすべてのバージョンに含まれる予定です。
お客様のご要望により、本修正を現在お使いの製品に対する Adhoc として個別に作成し、提供することが可能です。お使いのシステムに対する Adhoc が必要な場合は、カスタマーサポートセンターまでお知らせ下さい。
この警告について質問がある場合は、カスタマーサポートセンターにご連絡下さい。