2020年3月26日 - 警告: データベース圧縮またはデフラグ後のデータベース整合性の問題
[発生する問題]
インターシステムズは、グローバル圧縮、データベース圧縮、またはデータベースデフラグを実行した後に、稀にデータベースの破損を引き起こす可能性がある以下の2つの問題を修正しました。
インターシステムズは以下の修正を適用するまでこれらのユーティリティを使用しないことをお勧めします。
[問題の詳細]
問題1
対象バージョン:
InterSystems IRISおよびIRIS for Healthのすべてのバージョン
Cache/ Ensemble 2016.2.0およびそれ以降のバージョン
上記のデータプラットフォームバージョンに基づくすべてのHealthShare製品
対象プラットフォーム: すべて
1つ目の問題はデータベース圧縮、デフラグ、またはグローバル圧縮が原因でデータベースの破損が発生する可能性がある問題です。
これらのユーティリティのいずれかを使用した場合、データベース整合性チェックの実行をお勧めします。これにより、発生したデータ破損を特定できます。
この問題は、修正ID RJF424で修正されました。
問題2
対象バージョン:
InterSystems IRISおよびIRIS for Healthのすべてのバージョン
Cache/ Ensemble のすべてのバージョン
HealthShare製品のすべてのバージョン
対象プラットフォーム: すべて
2つ目の問題はデータベース圧縮またはデフラグと同時にデータベースを更新している場合、非常にまれなタイミング条件で発生する可能性がある問題です。
現象としてデータベースの更新が行われなかったり古いデータが参照されてしまう事があります。この問題が発生したかどうかを明確に判断する方法はありません。
また、グローバル圧縮では、この問題は発生しません。
この問題は、修正ID RJF423で修正されました。
[問題の回避方法]
これら問題の修正を適用するまで、データベース圧縮、データベースデフラグ、
グローバル圧縮を使用しないことでこの問題を回避できます。
[解決方法]
これらの問題は、修正ID RJF424と RJF423により解決します。
これらの修正は今後リリース予定のすべての製品に含まれる予定です。
また、お客様のご要望により、修正を現在お使いの製品に対するパッチとして個別に作成してご提供することが可能です。
お使いのシステムに対するパッチが必要な場合は、下記バージョン情報とライセンスキー情報をご確認の上、
インターシステムズカスタマーサポートセンターまでお知らせ下さい。