新生・公立大学がHISのリプレースを機にEDCとFHIRを連携するミドルウェアを実装し臨床研究等、医療情報の二次利用を推進する
2022年7月1日、インターシステムズジャパンは、「第26回医療情報学会春季学術大会 シンポジウム2022 inせとうち」にてランチョンセミナー「FHIRを用いた臨床研究における医療情報活用」を共催した。演者は太田恵子氏(大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センター)、座長は木村映善氏(愛媛大学大学院医学系研究科医療情報学講座 教授 兼 医学部附属病院医療情報部 部長)が務めた。テーマとなったHL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)は、医療情報交換の為の次世代標準フレームワークとして注目が集まっており、同ランチョンセミナーにも多くの参加者が来場した。ここに同セミナーの講演内容を紹介する。
<インターシステムズ共催セミナー概要>
ランチョンセミナー2
会場:第2会場(2Fレセプションホール)
演 題:FHIRを用いた臨床研究における医療情報活用
座 長:木村 映善 先生(愛媛大学大学院医学系研究科 医療情報学講座 教授 兼 医学部附属病院 医療情報部 部長)
演 者:太田 恵子 先生(大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センター)
概 要:
大阪公立大学では2021年3月からリポジトリ型のFHIRサーバ(Inter Systems社「IRIS for Health」)を導入し、患者プロファイル、バイタルサイン、臨床検査値などの情報をFHIR化した。また、FHIRサーバと臨床研究用のデータ収集システム「REDCap」を連携させる事で研究用のデータが自動的にREDCapに取り込まれる仕組みを構築した。本セッションでは実装時での課題含めてこれらの取組みを紹介したい。