2021年CDO(Chief Data Officer)に関する調査
エグゼクティブ・サマリー
ここ数年、最高データ責任者(CDO)の役割は、セキュリティとコンプライアンス重視から、戦略的かつ革新的なものへと進化しています。 あらゆる種類のチーフデータエグゼクティブが、重要なビジネス上の意思決定においてより進歩的な役割を担っているだけでなく、その地位自体が、先進的な組織、特に金融サービス機関において不可欠な要素になりつつあります。 Forresterが行った2019年の調査によると、58%の組織が最高データ責任者を任命しており、さらに26%が任命する予定であるとしています。1
今後、データ責任者は、データを保護し、組織が厳格なデータ規制を満たすようにするだけではなく、ビッグデータと組織の独自データを活用してビジネス価値を生み出す新しい戦略にも焦点を当てる必要があります。 そのためには、データマネジメントの新たな戦略と、データファブリック、自動化されたガバナンス、機械学習、ブロックチェーンなどの新しいデータソリューションの導入が必要です。
主に、データリーダーは、データの安全性や規制への準拠を維持する戦略を指す「守りのデータマネジメント」に加えて、収益性や顧客成果の向上など、ビジネスの主要目標をサポートするデータ戦略「攻めのデータマネジメント」により注力する必要があります。
本レポートでは、急速に変化する規制環境の中でCDOがどのように対処しているかについてのベンチマーク情報を提供します。 また、データ管理への攻めのアプローチを可能にするCDOや他のデータ専門家の意見とそのベストプラクティスを探ります。
※ 本レポートは英語です。
1 - https://go.forrester.com/blogs/chief-data-officers-rule-and-deliver-results