Skip to content
インタ―システムズ製品やソリューション、キャリアの機会などについて、検索してご覧ください。

Greater Houston Healthconnect、テキサスの数百万人を対象に ケアコーディネーションを実践

greater-houston-healthconnect-coordinates-care-delivery-for-millions-of-texans brochure image

ヒューストンは、米国第3の都市に成長し、医療機関で有名です。Memorial Hermann、MD Anderson Cancer Center、Houston Methodist などは、そうした医療機関のほんの一部です。

これらの機関は、Greater Houston Healthconnect を通じて医療記録を共有しています。Greater Houston Healthconnect は医療情報交換組織(HIE)で、あらゆる主要地域の医療システムや医師の大多数がメンバーとして契約しています。

Greater Houston Healthconnect の最高経営責任者(CEO)で、HIE のメンバー規模を大幅に拡大させたニック・ボンビーノ氏は、「私たちの使命は、テキサス州南東部の全域でケアコーディネーションを支援することです」と述べています。この非営利団体は24ヶ国800万人超を対象に、診断画像の共有、リアルタイム通知、Direct Secure Messaging を通じた医療情報の安全な交換も実現しています。

最高水準の電子医療記録(EMR)に加えて、独自システム、レガシーシステムの数や多様性を考えると、グレーターヒューストンの広大かつ多角的な医療システムにおいて、すべての EMR をつなぐのは簡単なことではありません。

「これは、あらゆる医療現場の枠を越えて異種システムをつなぐという私たちの中核的使命の重要性を浮き彫りにしています」とボンビーノ氏は述べています。

当然ながら、情報管理や相互運用性の課題は、メンバーや異種システムおよびEMRの規模拡大に伴って増大しました。Greater Houston Healthconnect が当初選んだ相互運用性プラットフォームは、現在と将来の課題に対処しきれませんでした。

インターシステムズ、J2との成功

Greater Houston Healthconnect に加わる前、ボンビーノ氏は他の複数の州で HIE と協業したことがあり、そこでインターシステムズの技術の評価を行いました。テキサスのHIEが新プラットフォーム向けに調達プロセスを開始すると、ボンビーノ氏は確信を持ってインターシステムズを採用しました。

Greater Houston Healthconnect がInterSystems HealthShare® を選んだのは、メンバー間の異種システムをつなぐとともに、多くのプロバイダで表示が異なる患者を独自に識別するためです。実装にあたっては、インターシステムズの長年のパートナであるソフトウェア開発および IT コンサルティング企業 J2 Interactive と契約しました

J2 Interactive のバイスプレジデントで、最高技術責任者(CTO)を務めるミッキー・ヤロン氏は、次のように話しています。「プラットフォームの移行は決して簡単なことではありませんが、J2 Interactive はインターシステムズおよび Greater Houston Healthconnect と緊密に連携し、既存のステークホルダーに対するサービスを中断させないという野心的なスケジュールで無事に移行を完了させることができました。」

統合ソリューション

HealthShare は、地域の医師コミュニティの70%と病院市場の95%を、統合された同じ医療記録にシームレスにつないでいるため、プロバイダ各社はグレーターヒューストン地域のほぼすべての患者を正確に直接参照できます。

ボンビーノ氏は次のように話しています。「HealthShare によって、グレーターヒューストンの数百万人を対象にケアコーディネーションを実現できます。また、ハリケーン・ハービーの時に証明されたように、HealthShare は災害対策に不可欠です。」

この技術はいくつかの点で地域社会に影響を及ぼした、とボンビーノ氏は言います。同技術は、品質、効率、患者の安全性に直接影響を及ぼしました。診療現場で患者の病歴を完全に把握できるようになることで、医師は、不要な検査や処置、入院措置を取らなくても、患者の健康問題に対処する医療計画をより適切に評価、診断、策定できます。

ボンビーノ氏は HealthShare を「私たちのビジネスの中核インフラ」と評しており、再入院の防止や価値に基づく医療の推進といった、この技術を活用できる他の方法を探しています。

関連するトピックス

あなたが好きかもしれない他のサクセスストーリー

主要ベンダの電子カルテ間における情報連携を実現する
(月刊新医療 2024年8月号掲載)
(概要)
英国NHS
InterSystems HealthShare® Health Connect Cloud™を使用して、病院の信頼関係を統合し、包括的な電子カルテを実現します。
健康データの集約
Jonda Healthは、多様で標準化されていない医療データを、患者、臨床医、検査機関がよりアクセスしやすく、利用しやすくします。
Harris Associates
InterSystems TotalView For Asset Management ソフトウェアは、ポートフォリオ・リターンの改善、顧客エンゲージメントの向上、リスクの削減、業務効率の改善など、ハリス・アソシエイツが必要とする情報と洞察を提供しています。
月刊新医療2024年1月号 掲載記事
市民の生命と健康を守る” という理念の下、2009年に設立した地方独立行政法人 神戸市民病院機構。
第43回医療情報学ランチョンセミナー レポート記事(月刊新医療2024年1月号掲載)
2023年11月23日、インターシステムズジャパンは「第43回医療情報学連合大会/第24回日本医療情報学会学術大会」にてランチョンセミナー 3「すべてのデータを利用する―医療情報の利活用のためのアーキテクチャと連携基盤」を共催した。演者は、山田英雄氏(藤田学園 )、座長は小誌連載企画「医療DXへの道」筆者の山野辺裕二氏(福岡輝栄会病院)が務めた。山田氏は講演で、スマートホスピタル構想実現に向けた同大学の取り組みや、FHIRで標準化したデータ2次利用連携基盤構築について説明。ここに、同セミナーの講演内容を紹介する。
臨床検査機関
InterSystems IRIS for Healthへの9ヶ月間の移行により、パフォーマンスが30%向上し、新機能によりパルディーニ社の市場における主導的地位が強化されました。
医療機関・医療情報ネットワーク
驚くべきことに、ある人口における米国の平均余命に関係する上位3つの指標は、介護・老人施設への入居率、精神衛生上の問題、そして歯の喪失率です¹。 これらの指標の背景にある所得水準、介護へのアクセス、ストレス、その他の社会的要因は、遺伝や医療サービスへのアクセスよりも健康に大きな影響を与えます²。 しかし、これまで健康の社会的決定要因には、臨床ケアにおいて十分な注意が払われていませんでした。
保険機関と医療機関は異なる情報システムを使用しているため、患者はその中間に挟まれ、面倒な プロセスでギャップを埋めることを強いられることがあります。
統合デリバリー・ネットワーク(IDN: 医療提供ネットワーク組織)全体の統合
この米国の大規模な統合デリバリー・ネットワーク(IDN)の開発者たちは、個々のジョブを行うだけの統合エンジンに、我慢ができなくなっていました。 10年以上前に古いエンジンをインターシステムズの統合テクノロジーに置き換えましたが、それ以来、このIDNは、インターシステムズのソリューションが、成長力、従業員の時間の節約、コスト削減といった複数の問題を解決しているのを見てきました。 ある1つのプロジェクトだけで、インターシステムは10万ドルを節約したこともあります。インターシステムズの統合技術を利用して提供されるその他の利点には、次のようなものがあります: