医療のギャップへの配慮
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ニューヨーク市がCOVID-19のアウトブレイクの中心となっていた頃、信頼性のあるアクセス可能な医療データの需要がますます高まっていました。
2,000万人を超える患者にサービスを提供する、米国最大の公衆衛生情報交換システムであるHealthixは、COVID-19のアラートをただちに開発してこの難題に立ち向かいました。タイムリーな通知が、医療提供者、ヘルスプラン、公衆衛生機関などに活用されています。ニューヨーク州保健局によって患者同意書の免除が許可されたことで、COVID-19の臨床検査の結果の通知を医療提供者に容易に送信できるようになり、COVID-19への対処に役立っています。Healthixはすぐに、この地域の医療機関がITを活用してCOVID-19に対処するための主戦力として使用されるようになりました。最初の1か月だけで、コロナウイルスの臨床検査が実施されたときとその結果が返されたときに、760,000件のアラートが臨床医に送信されました。
医療制度と臨床医にとっての、Healthixにより講じられた最も効果的な対策の1つは、パンデミックが始まる前から行われていた取り組みである Healthix Gaps in Care かもしれません。この新しいサービスは、医療機関がベストプラクティスと実際に提供されている医療サービスの食い違いを特定および分析して、医療におけるヘルスケア有効性データおよび情報セット(HEDIS)のギャップを埋めるために役立っています。このサービスは、パンデミックの最中だけでなく、将来にわたり、医療の質の測定と患者の予後の改善を図るために必要なデータドリブンの洞察を提供し、Healthixに参加している医療機関を支援します。
HealthixのプロジェクトマネージャSana Ali氏は次のように述べています。「Healthix Gaps in Care のレポートは、参加機関が患者の一般的な急性疾患や慢性疾患にどう対応しているかを自ら把握するために役立ちます。この情報を把握していれば、有効な患者支援策を講じることができます。」
貴機関での医療提供において同じような目標を掲げている場合は、是非ご相談ください。
この事例は、こちらからもご覧頂けます(英語)-2020年5月29日-HealthShare Connections News Flash No.2: COVID-19 Pandemic newsletter